ちょっとメソメソ、、

片付けをしながら、ポロポロ、ポロポロ、、、

最近の私は毎日お店をしめると半分だけシャッターを閉めて、泣いてばかりです。こんなこと、ブログに書くものじゃないのかもしれないけど、どうも私は見かけは「強く」「前向きで」「さっぱりと」「なんでもひとりでできて」「決断力があって」「くよくよしなくて」「めそめそしなくて」「力持ちで」「人に頼らず」って見えるらしくて、これ全部正反対なんですけどね。

弱いし、ものすごく心配性でネガティブだし、ひとりが寂しくてすぐ人に頼るし、優柔不断でクヨクヨ、メソメソ、以外とか弱いから２０キロのバケツや袋持ち上げるのも一苦労だし（笑）　こんな私がお店はじめちゃったもんだから（はじめるまではお菓子の技術とか内容うんぬんじゃなくて、この性格だから無理だよねってずっと思っていました）常に心配とプレッシャーに押しつぶされそうです。

９月、１０月はがむしゃらに頑張っていたし、メソメソする暇もなくてふんばってひたすら業務をこなしてきました。１１月も目が回るくらい忙しいのですが、多分３ヶ月分のふんばりでもう頭も心もパンク状態。どこかでプチン！と切れて、それからは毎日気付けばポロポロと涙が、、もうなんの涙かもわからくなってしまうくらい、頭がパンパンです。

オープンしてから、たくさんの人に来ていただき、数えきれないくらいの「おいしい」「ありがとう」と笑顔をいただきました。その度に嬉しいのですが、でも正直「おいしい！」「最高！」は食のプロとしてはもはや当たり前でなければいけないこと。「おいしい！」がゴールではなくスタートラインなのです。ということは、「おいしくない！」「何か変だ！」「これはどうなってるの？」などなど、お恥ずかしながらやっぱりクレームも何件か受けました。やってはいけない失敗もやらかしました。「失敗くらい、人だからしょうがない」とは言えません。たったの一度きり、楽しみに買ってくれたお客さんがいて、その時に失敗やクレーム品が当たったら！？年に一度の誕生日や記念日にウキウキして買ってくれた、その時になったら！？いやいや、特別な日じゃなくても、やっぱり失敗とクレーム相応の出来事は許されないと思っています。１００回の「おいしい！」も１０００回の「ありがとう！」も一度のクレームで吹っ飛んで、自信はゼロです。

「同じ失敗をするんじゃないか」「また別のところでクレームが来るんじゃないか」「みんな言わないだけで、もっともっとやらかしているんじゃないか」「おいしくないんじゃないか」毎日そんな心配で頭がぐるぐる、ぐるぐる、そういう事を考えてばかりではいけないんだけど、どうしても頭を離れません。そして「クリスマスをひとりで乗り切れるのか？」「明日を乗り切れるのか？」製造の作業もそうですが、どっちかと言えば製造だけに専念できるのであればまだ気が楽ですが、メール対応、スケジュールや予約管理、発注、印刷物、などなど、その辺で見落としがないかどうか。実際メールの見落としも何回もしてしまったし、沢山来るメールの仕分けや管理、返信、対応だけでもかなり頭がパンクしそうです。メールしても返信が届かなかったり（ドメイン拒否設定）、メールアカウントも３つあり、それぞれの仕分けと見落としがないかどうか。加えてFacebookのメッセージ機能があり、ホームページのコンタクトフォームがありと、もうちょっと無理そうなのでFBメッセージとコンタクトフォームは使用不可にしました。（返信が来ない！という怒りのクレームも受けました）それやりながらの仕込みと営業だから、計量間違ったり、焼き時間間違ったり、予約のケーキを忘れてしまった大失態や、通販で個数を間違えた大失敗も。本当にどれも許されないことなのに、やらかしてしまいました。ひとりでやっている店だから、責めるのは自分ひとりしかいません。１００％、私が悪い。

さすがにこのところそんなこと続きで、かなり自信を喪失して「通販はやっぱりやめた方がいいんじゃないか」（もうホームページ制作のお金払っちゃったけど）「クレームの出た商品はもう作るのやめようか」「ロスの出る商品もやめようか」「ケーキの予約もやめようか」などとすぐ逃げ案を考えてはメソメソ、「やっぱりチョコレート屋さん（専門店）にしたらせめてそういう失敗は減るんじゃないか！」とか思ったりもしたのですが、、やっぱり逃げているだけの答えは正解じゃない気がします。

で、気持ちをリセットしてまた翌日キッチンに立つのですが、もう失敗が怖くて怖くて。ちょっとでも怪しいかな？と思ったら味見するのですが、もう味見のし過ぎで体調も悪くて、それでもさすがに全商品を毎日味見するわけにもいきません。ホールケーキなんてカットすることもできないし、パック詰めのものを毎日開けてチェックすることもできないし。多分そういう感じに気が張りつめているから、また悪循環で失敗するのだと思います。どこかで断ち切らないと！良い流れに変えないと！と思いながら、なんだかずっと今月はこんな調子で来てしまいました。（なんだか失敗作だらけ！に聞こえますが、99.999%は成功しています。念のため）メソメソして作ったお菓子は、美味しくなさそうだからメソメソするのは片付けの時だけ。作る時は好きな音楽かけて楽しい気分になって作るようにはしているのですが、あとお客さんがいる時もぜっっったいにメソメソ見せないようにしているのですが、今日はちょっとメソメソが止まりそうにないので製造を後回しにしてブログでも書いてみる事にしました。書けばちょっとはおさまるかも、と思って。

「無理しないように頑張って！」「適度にね！できる範囲で」と言われるけど、無理ってなに？できる範囲ってなに？って感じです。ここまでは無理じゃなくてここからはできない、って線引きはないし、やらなきゃいけないことは決まっているから、それをやるだけなのですが、やっぱりめちゃくちゃ大変だったイートインメニューは今は外してしまいました。これも、「あれ、なくなっちゃったんですか？」って聞かれる度に悲しくて悔しくて。できることなら、「やりたい」「食べてもらいたい」と思っているので、断るのは本当に悔しいのです。「カタログありますか？」と「ギフト用に包んでもらえますか？」「プレート（ケーキの）書いてもらえますか？」という要望も多々受けるのですが、これも日々の業務やメール対応などに比べたら今すぐやらないと店がどうかなっちゃう！という優先順位からするとまだまだ先延ばしになってしまっていて、できない自分が本当に悔しいのです。

印刷物作るのは、思っているよりも手間とお金もかかるし、やるならきちんとやりたい。良いものをおしゃれに作りたい。ギフト用の対応も、レジ待ちのお客さんがいるのに、さらに待たせてリボンを結ぶ自信がない。きれいに結べないリボンで渡したくないし、人を待たせてイライラさせるのもいや。「これとこれはギフト対応できるけど、それはできません」というのも、「え〜これをギフトがいいんですけど！」って言われるのが目に見えるのでなかなか難しいところなんです。何種類ものサイズの袋を常備しておくスペースもないし、冷蔵物は袋にコロンと入れられないし、見た目の良いギフトボックスはビックリするほど高価だし場所もとります。でもその代わりに、リボン付きの商品（チョコレート、グラノラ、クランブル、ハーブティー）は頑張って夜中にリボンかけやってます！せめて、それをギフトに使ってくれたら、、という思いで。

プレート（happy birthdayとか）を書くのも、ちょちょいって文字書くみたいにできるわけじゃないんです。特にうちは特殊な材料でやっているので、手作りの乳製品と乳化剤と添加物なしのチョコレート。それを適温に溶かして上手にかける温度に調整するのはかなりの手間がかかります。それをお客さんを待たせながらやる自信はありません。というか、できません。常温でも固まらない、お手軽「チョコもどき」を使えばチョチョイッと書けます。でもそれを使いたくない、というか使えないので。さらには、文字を書く台のチョコやクッキーも、アレルゲン対応で自作する必要があるのでまたしても手間とコストがかかります。ということでHappy Birthdayのピックは、お金を取らずに無料でお付けしています。本当は、１０円でも２０円でも痛いです。材料費がかなりかかるので原価ギリギリのところで値段設定しているので。それでも世間のケーキよりは高い値段に、全然知らずに入って来たお客さんは正直なひとこと「高いわね」とポロリとつぶやいて何も買わずに出て行く人もいます。「高いわね」その言葉、かなりグサリと突き刺さります。またしても、悔しい。悲しい。「そうだよね、わかってる。わかっているけど、どうにもできない」という現実。

ということで、毎回ギフトやプレートのことも聞かれる度に「すみません、うちでは今やっていません」と断るのですが、断るたびに悔しくて悔しくて、心の中で泣いています。

こんな思いをどこにぶつけたらいいんだろう？飲みに行く暇もないし（というか今はもう飲めないし）友達とお茶する暇もないし、できるのはオンラインチャットで愚痴を聞いてもらうだけ。（聞いてくれてる友達にはかなり助けてもらってます！本当にそれさえもできなかったらもっともっとブッ潰れてます）

ということで、こんなくだらない愚痴ブログ、書いちゃいました。あ〜あ。

「かおりさん、いつも前向きで頑張っていてすごいですね！尊敬します！」とか言われるので、いやいやいやいや、、、、ぜ〜〜んぜんそんなじゃないです！ってことで。

リセットして製造に戻ります！！






♫泣いてる君が話す言葉　まるで自分のように思えて　
やけに心が安らいだのさ　こんな思いは僕だけじゃなかったってね♫