2014/10/27

思うところいろいろ、、

なかなかブログを書く暇がなくて、もっぱらFacebookをちょこちょこ更新しているだけになっていますが、内容がダブっても何だし、何か情報があるとまずFacebookだし、とブログネタがあまりなかったりします。書きたいと思っている事は長ったらしく難しい内容だったりして手軽にちゃちゃっと更新できないし、、

本当に本当に早いものでもう10月も終わり!そろそろオープンして1ヶ月半ですがこの調子であっという間に2ヶ月、3ヶ月、1年と日が経ちそうです。


オープン直後は殺人的スケジュールで朝の6時前から夜は12時過ぎまでキッチンにいましたが、今は前後2時間分くらいけずれて普通に睡眠もとれるようになってきました。(でも定休日は一度も休んだことありませんが)お店自体は結構暇な時もあるので、そういう時間をもっともっと有効に使えれば良いのですが、意外と夜中の方がもくもくと作業がはかどったりするので結局一日中キッチンにいるんですよね。

Facebookでも告知しましたが、サイトオープンの前に通販を解禁しました。きっかけは、、、ここに書いてもいいのかなぁ。ある方から書留が届き、中にお手紙とお金が入っていたのです。「待ちきれません!この5000円で送料込みでお菓子送ってください!」などなどと熱い思いが書かれた手紙に、「やっぱり本当に待っている人、本当にCoconut Dreamのお菓子を必要としている人は遠方に多いに違いない!」と思ったのです。きっとダメ元で、5000円が無駄になってもいいや、と思ったのでしょうね。それでもどうしてもお菓子が食べたい!という熱い思いが伝わってきました。そして、割とこういう行動力のある人、私は好きなんです。欲しいものは欲しい!待ってもダメなら自分からゲットする!という心意気。

私も普段は人見知りでシャイで気が小さくて行動力もないのですが、「これは!」と思ったことは自分でもびっくりする行動力を発揮します。ミッドタウンのレストランに入ったのも、雑誌でそのお店を見て「ここで働く!」と決めて、募集もしていないのにレストランに押し掛けて強引にシェフと話しをして、パティシエの枠が空いていない、というので普通にキッチンスタッフ枠で入り最初は前菜を担当していました。ここの物件を決めた時も割と強引でしたし、「絶対欲しい!」と思った事は積極的に動くと割と話しが進んだりするような気がします。(もちろん、ダメな話しもたくさんありますが)

ということで、ショッピングサイトはありませんが通販を少しづつ受け付けています。詳しい商品情報はこちらをご覧ください。




オープンするまでは、体調も万全じゃないしそこまで頑張らなくてもいいやと思っていました。体がキツかったら店をしめてもいいし、いつも全商品なくてもいいし、のんびりやろう。という感じだったのですが、実際そうしてもいいや、と思いつつなんだかんだと出来るだけやってしまう。

多分理由のひとつには「お菓子作りが好きな女の子が趣味で小さなお店やってる」と思われたくないんですよね。小さい頃からお菓子作りが好きだった私は、しょっちゅう「お菓子も作れて、ピアノも弾けて、良いお嫁さんになるね〜」と言われましたが、それを聞く度に反抗心が芽生えて「そんなんじゃない!」「お嫁さんになるためにお菓子やピアノやってない!もっと真面目にやってるんだ!!」と思い続けてきました。

「あなたの性格じゃ、他で働くのは難しいから、自分でのんびりと小さなお店でもやればいいのよ」って、のんびりってどういうこと?半日働いて半日遊ぶって意味?一日1万円くらいの売り上げでコソコソ地味に生活するって意味?

と、とにかく「趣味で」「のんびりと」「気楽に」という言葉に過剰反応して、そう思われないために必死に頑張ってしまうのです。そこまで意地にならなくてもいいのかもしれませんが、とにかく「女だから」ということで軽く、甘く見られてきた悔しさを忘れられないし、まぁ負けず嫌いの部分を置いといても、やりたい事がたくさんあるのです!作りたい商品もたくさんあり過ぎて、まだまだ増やしたいものもあります!

ところで、自分が独立するまでは「お店を自分で持っている人なんて、さぞ優秀な人なんだろうなぁ。すごい人なんだろうなぁ」とか思っていましたが(そういう人ももちろんたくさんいるでしょうが)意外と独立に向いているのは、「職場で厄介がられてきた変人」とか「落ちこぼれ」「協調性がなくわがまま」な人だったりするのかなぁと思いました。これ全部自分のことですけど、どの職場でもよくトップに呼び出されてお説教されたりしていたし(内容は忘れましたが、協調性がない、というようなことだったかも)クビになったこともあるし、その度に「自分は社会人失格だ、なんでみんなみたいにできないんだろう?」と落ち込んできました。それと同時に「おかしいなぁ、怒られないみんなよりももっともっとできるのに」という思いもあって、いつも悔しい思いをしていました。

できる人よりも、適度にできないくらいの人の方が会社からは有り難がられる。というのを何度も見て来て、複雑な思いを抱えながらも30過ぎまでずっと飲食アルバイトの身だったのですが、ある時TVでサダハルアオキさんが、「一番頑張っていたオレが、厄介がられてクビにされた。ものすんごい悔しくて、独立を考えた」というような事を言ってたのを見て、「なるほど!」と思いました。アオキさんとはレベルが違い過ぎますが、その言葉にちょっとだけ勇気をもらったのでした。



と、とにかくこれからは「落ちこぼれ」だろうが「デキる人」だろうが、結果は自分に跳ね返ってくるだけです。ある意味とても怖い賭けですが、やりがいもあり頑張りも全て報われるので、何十時間働くのも、楽して半日寝てるのも、自分で選べるしそのチョイスでお店は変わってくると思います。

長々と書いちゃいましたが、書き続けていると終わりがなさそうなのでそろそろ仕込みに戻ります!






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