2017/04/05

シュガーフリーで世界平和!?

2014年9月にお店をオープンしてから、お店の都合や個人的な願望、お客様からの要望、薄々感じている世間のニーズなどから、かなりたくさんの新商品を作ってきました!なくなった商品も少しはあるのですが、、(思い出すと食べたくなりますね、ベイクドドーナツとか🍩)最近も色々と追加したい商品が続々と、、だんだんとお店のスペースもなくなってきました😅


やりたい!作りたい!販売したい!と思いつくものは、実はかなり多いのですが色々な事情で商品化できるものはかなり限られてきます。商品の完成度はもちろん、日持ち、冷凍(通販)対応、包材、見た目、価格、需要、お店のディスプレイスペースなどなど。全てクリアしてはじめて商品化しますが、販売してみてから「あれれ〜全然売れないな」というものもあるし、その他の問題が出て来て残念ながらさようなら〜というケースはやっぱり残念で悔しいのです。

と、その中で格別な反応があったのが「シュガーフリー商品」です。個人的にも糖質過敏なので一番気になるテーマで、いくらアレルゲンがなくたって、いくらオーガニックで無添加だって、白砂糖ではなく体にやさしい糖を使っていたとしたって、やっぱりお砂糖はなるべく摂りたくない。そう思っている方もたくさん、たくさんいらっしゃると思います!実際にシュガーフリーの新商品「キャロブミルキィー」や「サワドーパンケーキ」をオンラインショップに追加した途端たくさんの注文をいただき、店頭でも口頭での説明はしていないのにも関わらずあっという間に初日で完売ギリギリでした。既にリピートの方もいらっしゃるくらいで本当にビックリです。


Coconut Dreamを立ち上げた時は「アレルゲンフリースイーツのお店」という事はあまり前面に出さずに、あくまで「おいしいベーカリー」よく見てみたらグルテンフリーだし卵も乳も大豆も白砂糖も使っていないし、オーガニックや安全な材料にもこだわっているみたい。という感じが良いなぁと思っていました。アレルギーや病気やその他の制限があって普通のお菓子を食べられない人ももちろんですが、ごくごく普通の食生活(スーパーやコンビニのお弁当やお菓子を食べるような)の人達にもできれば食べてもらいたい!そしてオーガニックやグルテンフリーに関心や知識を持ってもらえたらいいなぁという願いもあったからです。

実際に今来てくださるお客さまの、恐らく半分くらい?はアレルギーも病気もない方だと思います。「たくさんの制限があって、ここのじゃないと食べられない!」という方達がいて、「何でも食べられるけど、なるべく体に良いもの(とひとくくりにするのも難しいですが、グルテンフリーだったりオーガニックだったりという意味)を食べたい」という方達がいて、そして「特に健康も何も意識してないんだけど(普段はジャンキーなんだけど)、たまたま買ってみた、食べてみたら美味しかったからまた来ちゃった!」という方達もいます。

無糖のパンケーキはお食事に合わせても。トースターで焼くとカリッサクッとなりますよ〜

なるべくどんな方が食べても「おいしい!」と思ってもらえるものだけを作りたいと思っていたので、シュガーフリー商品のラインアップを充実させる事はついつい後回しだったのですが、度々シュガーフリーのリクエストをいただいたり、「普段はお砂糖を一切我慢している」という声を聞いたり(それでもCoconut Dreamのお菓子なら!とたまに買いに来てくださる)しているうちに、いよいよ避けては通れないテーマになってきました。なんとなく時代の流れもそういう方向に向かってきているのでしょうか、、白砂糖の害についてなどはここでは到底書ききれないので省略しますが、大分端折って完結にまとめると「シュガーフリー=世界平和への一歩!」(もっともっとまとめちゃうと、不食・極少食=世界平和なのでは!?と思いつつありますが)何を言ってるんだかなんのこっちゃでしょうが、わかる人にはきっとわかりますよね?

お砂糖入りのココミルキィーよりもこっちの方が好きという方まで!
キャロブのほの甘さが大人向けな感じです 「キャロブミルキィー」

実は以前あるお客さまから「お砂糖なしでケーキを作ってくれませんか」という問い合わせがあった時に、その時はシュガーフリーで美味しいケーキが作れると思えなかったのでお断りした事がありました。ただ、断った後もずっとずっと気になっていて、、せっかく僅かながらの期待を持って問い合わせてくださったのに、がっかりさせちゃったなぁ。挑戦もせずに「納得いくものが作れないだろうから」と決めつけて傲慢だったなぁ、と。

ところが数ヶ月後、またその方からメッセージがありまして、実はクリスマスケーキを注文して召し上がってくださったとの事でした!そして砂糖なしのケーキをリクエストしてしまった事に対してのお詫びと、ケーキやシナモンロールがとても美味しかったので「美味しくないもの、納得いかないものは作れない」と言った意味がよくわかった、娘さんがもう少し大きくなったら(3歳になるまではお砂糖をあげないと決めていらっしゃるようです)少しづつうちのケーキを食べさせてあげたい、とまで言ってくださったのです😭

心に引っかかって気になっていただけに、本当に涙が出るほど嬉しくて申し訳なくて、この時「よし、安心して食べてもらえる商品を増やさなきゃ!」と決心したのでした。(メッセージには天使のようなかわいい娘さんがケーキを前に撮った写真が添えられていて、その天使の笑顔が忘れられず、、この子に罪悪感も妥協もなく、安心して食べさせてあげられるケーキがあったらどんなに嬉しいかなぁと想像しました)こんなキッカケを与えてくださったその方にはとても感謝しています。そしてその後何度もキャロブナッツトリュフやその他シュガーフリーの商品を注文してくださって、本当に嬉しい限りです。

需要がある程度多ければ常備して即日発送に対応したり、カット対応もできるのですが
需要が少ないものは準備までの時間もかかるなど、ますます売れない悪循環。商品化も悩ましいのです。

比べたら砂糖入りの方が絶対に美味しいのに、あえてシュガーフリーの商品を出すというのは結構勇気がいるものです。もしかしたらよくわかってない人がたまたまその商品だけを買って、「Coconut Dreamのお菓子は全然あまくなくておいしくないー」と決めつけられてしまうかもしれないと思ったり。シュガーフリーの商品を求めている人でも、魔法のようにシュガーフリーでも甘くておいしい(お砂糖入りと変わらないくらい)ものを期待しているんじゃないか?と思ったり。興味本位で食べてみた方が「シュガーフリーって健康に良さそうだから食べてみたけど全然味しなーい!チーン!!!」ってなるんじゃないか!?って思ったり。

と、まぁ色々と思うところはあるのですが、現在頭の中に既に商品化できそうなアイデアもいくつか沸いて来ているところなので、近々形になれば発表できると思います!ただ、あまりにも商品が増え過ぎているので作業的にもスペース的にも選ぶ方からしても(?)大変なので、今あるものと入れ替えにするか、、かなり悩むところです。

ロゼッタケーキ
ナッツフリーロゼッタケーキ
シュガーフリーロゼッタケーキ
ロゼッタカップケーキ

などとあれこれただただ増やすのもどうかと思うし、でも削るにしてもどれも捨て難い💦そうなるとやはり人気のあるものは残し、需要の少ないものは消える、という宿命になりますね。今は実験的に商品数が増えるかもしれませんが、少し様子を見てから商品を入れ替えるなり削るなりまとめるなりしたいと思います。

今のところ、ナッツフリー需要はあまり感じられないのですよねぇ、、たまに聞かれる事はもちろんあるのですが、シュガーフリー需要ほどではない。シュガーフリーが予約をしてでも!特注でも!頼みたい!というのに対してナッツフリーだと「予約してまではいらないけど、店頭に並んでいたら欲しいかも」という感じ。もちろんナッツアレルギーの方も多いのは知っているのでナッツフリーも引き続きやっていきますが。

ココハーブ 甘くない塩味(セイボリー)のビスケットです。止まらない!!

あとは「糖質制限」でしょうか、、シュガーフリーと言っても、糖質がなくなるわけではないので、血糖値を心配する方からしたら(自分も含めて)限りなく糖質の低いお菓子があると安心ですが、、卵や大豆も使わないとなるとこの分野はまだまだ難しそうです。こちらはまた次の次くらいの課題ということで😅

新しい課題はどんどん出てきますね!これからもCoconut Dreamはまだまだ進化し続けますよ〜

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