2014/05/03

体調不良について、、

今日はちょっと弱音投稿(しかも長〜〜いです)、、、3月〜4月と新しい事をはじめて忙しく頑張ってきたので、、忙しい間はあまり気付きませんでしたが、やっぱりこのところ体調が良くないのです。

レッスンやパーティーの時にも体調やアレルギーの話しによくなるのですが、そもそも私がアレルギーに気付いたきっかけ、体調不良って具体的に??とよく聞かれることがあったのでちょっとその辺の事も書いて行きたいな、と思っていました。今日は朝からどんより体も心も調子が悪くて何もやる気がしません。ベランダのお花植え替え作業も、洋服の断捨離作業も、新しいレシピ作り作業も、お料理も、やりたくてやれる時間が空く日を待っていたのに、どうにも体も心も動きません。だから、気晴らしにブログにでも書いてみようかなぁと思いました。普段こんな話しは友達にもあまりできないし、「頑張っててすごいね!」「順調だね!」などと言われる事が最近は多くなりましたが実際は、、やっぱり自分の体調についてまだまだかなり大きな不安を抱えています。

というのも、体調が悪くなる=精神面が悪くなる=やる気、自信喪失、こんな状態で起業できるのか!?続けていけるのか!?しかも確実にわかっている事は私は糖質を食べると体調が悪くなるのです。だからこの仕事を続ける時にすごくすごく迷いました。いくらヘルシーで体に良い素材を使ってアレルゲンもないスイーツを作っても、やっぱりスイーツはスイーツです。私にとっては食べない方が絶対に体調は良いのです。だけどやっぱりスイーツを作りたい!作る楽しみと喜びが上回って病気も克服できるかもしれない!と調子の良い時はそんな風に思えます。体調をなおすのが優先か、やりたい事をやるのが優先か、かなり迷いました。



*〜*〜*〜*〜*〜 ここからは長い長い今までの体調の話し 〜*〜*〜*〜*〜*

長い間原因不明の体調不良に悩まされていたのですが、一番最初のきっかけは生理前の体調不良でした。PMS(月経前症候群)という言葉はもちろん知っていたのですが、どうやら自分はものすごく深刻でただのPMSではないかもしれない!と思って調べていた頃にどうやらこれかな?と思い当たったのはPMDD。

PMSが起こる女性は、月経がある女性のうち約80%と言われていますが、さらにそのうちの5% ほどが、PMDD(月経前不機嫌性障害)という、さらに重篤な症状の現れやすい病気を抱えて いると言われています。PMDDの主な症状は、

■身体的症状/下腹部痛・腰痛・頭痛・めまい・吐き気など
■精神的症状/イライラ・憂鬱・集中力の低下・記憶力の低下・孤独感・不安感

など、基本的にPMSと同じで、人によって様々な症状があらわれます。しかし、PMDDでは特にイライラ・憂鬱感などの精神的症状が強く、時には周囲の人との関係が崩壊してしまうようなトラブルに発展したり、暴力や薬物に手を出してしまったり、さらに重篤な場合は自殺を考えたりしてしまうといった深刻な症状があらわれるのです。

とにかく精神面にすごく影響があって、暴力や薬物は手を出しませんでしたが毎月「消えてしまいたい」ような自己嫌悪と憂鬱感。イライラがコントロールできなくて感情的になり何度も職場で大爆発しては迷惑をかけてしまっていました。感情が高ぶり怒りなのか悲しみなのかイライラなのかわけもわからず号泣して過呼吸になってしまったり。そのまま体が震えて仕事も手に付かない状況でした。なんとか気を鎮めて仕事に戻ってもボロボロと涙が出て来たり、、これはもう普通の状態じゃない!と思い婦人科の検診を受けました。

そこでわかったのは「子宮内膜症」と「子宮筋腫」30代の女性にはとても多い病気だそうですが、まさか自分が?という感じでやっぱり最初はとても落ち込みました。しかもただの内膜症だけでなく、それが卵巣内にできるという「チョコレート膿腫」もあり、いつ破裂するかわからない血の塊を卵巣内に抱えている状態です。生理の度にそこにどんどん行き場のない血液が溜まっていくのです。子宮に病気があるから、PMS/PMDDの症状も重たいんだ。そんな風に思ってなんとか改善しないと!と色々試しました。薬物(ホルモン)治療と手術は絶対に避けたかったので、とにかく自力で!と漢方、冷えとり健康法、半身浴、グリーンスムージー(ナチュラルハイジーン)、ホットヨガ、サジージュース、栄養サプリメント、プラセンタ注射、、ホルモン治療よりは良いだろうとピルも飲んでいた時期もありますがピルは最悪でした。副作用で体が風船のようにパンパンにむくんで体重は3〜5キロ増加(計ってないけどそれくらいに感じました)それだけならまだ我慢できたのですが毎日の不正出血。毎日生理が止まらないような状態でした。

色々試して、少しその時は改善したかな?と思うのですがやっぱり大幅な改善は見られなくて、「こんなに色々頑張っているのに何故?」と結果が出ないので頑張る気持ちもだんだん薄れてきて、、しまいには検診にさえも行かなくなりました。検診を受けて、「やっぱり改善していない」どころか「悪化している」のを目の前で見るのはものすごい精神的ダメージです。他の病気の治療と違って、治療方法がないのでピルやホルモン治療にしてもあくまで「現状維持」「悪化させない」ための手段なのです。しかも、婦人科に治療で通われた方はわかると思いますが、横には幸せな妊婦さんが沢山いる同じ部屋に座る屈辱感。自分は特に妊娠希望とかではなかったのですが必ずドクターには聞かれてしまいます「妊娠希望ですか?」「妊娠すれば内膜症はよくなりますよ」って。そんな事を聞かれるのも自分が「女性として劣った生き方をしている」ような気がしてとても辛かった。

精神面も症状がひどかったですが、体の症状は痛み、むくみ、張りなどに加えてものすごい疲労感、倦怠感。最初はただ仕事に疲れているだけだと思っていたのですが、どうもおかしい。そこまで体を使ってない時でも、全身が筋肉痛のようになる事があったし、駅の階段もだんだん登れなくなりました。「そんなに年とったかなぁ」「そんなに頑張って仕事したかなぁ」と思いつつも「やっぱりなんかおかしい!」体の疲労がある時はものすごい眠気が襲ってきて、ものすごい引力で地下に引きずり込まれるような感覚、、、体がしびれてきて全身に鉛がくっついてずぶずぶずぶずぶ、、、と埋もれていくような感覚です。異常な眠気と食欲も襲ってきて、酷い時は8時間寝た後、起きて食事をしてまたすぐに寝てしまい3時間のお昼寝。さすがに夜眠れないかも?と思ってもまたまた夜は10時間以上眠れてしまうというような感じでした(さすがに休みの日ですが)朝の目覚めも悪く、目は覚めても体が完全に寝ている状態、体がしびれて全く動かずに朝トイレに行って便器からずり落ちてお尻を打ったことも何回もあります。目覚めてからソファーに移動して、そこで2〜3時間うずくまっているような日も続きました。

もうひとつおかしいなぁと思い始めたのが、光と音に対する過敏さ!前から目も耳もいいからなぁとあまり気にしてなかったのですが、晴れている日に外出すると涙が出てくるようになり、サングラスなしでは3分程の外出でも苦痛になりました。蛍光灯の下でも長時間いると気持ちが悪くて吐きそうになったり、本当は晴れている日は気持ちが良いはずなのに「太陽きらい」「晴れはきらい」というとても陰気な女になってしまいました。なので当然朝起きれないのも、体が動かないに加えてまぶしくて目が開けられない、というのも大きいのです。音に関しては換気扇や冷蔵庫の音が気になり眠れなくなるようなレベル。電車の中の人のヒソヒソ声なんかも気になりすぎて、電車の中ではいつも音楽を聞くようになりました。

色々結果が出ないまま、毎日のようにインターネットで色々な情報を探していました。その頃「オーソモレキュラー」という言葉に出会いました。薬に頼らない、栄養治療。全ての体調不良や精神的な病気までもが実は栄養不足によって引き起こされている、というものでした。内膜症だけでなくPMSも?鬱病までも?全て栄養で改善されると読んで、しかも栄養サプリメントなら体に害があるものではないし、色々な栄養不足で正常なホルモンの分泌ができなくなり精神も安定しない、というのもなんだかとても納得できました。ただひとつだけ気になるもの、、、お値段!とんでもなく高いのです!!初診や栄養分析だけで何万もしますが、月々のサプリメントが5〜10万円!(人によって必要なサプリは違うので、、体調が悪い人ほど高くなるということです)これはとても払えないなぁと気になりつつも行けずにいました。その間自分で買ったサプリなどは飲んだりしていましたが、やっぱりドクターズサプリだと違うのかなぁとか、栄養分析だけでも受けて自分の体の中がどうなっているのか知りたい!とやっぱり強く思うようになり3ヶ月で結果が出なかったらやめよう、と決意して行くことにしました。

行く前にクリニックのホームページをくまなく見ていると、食物アレルギー検査や金属検査、血糖値検査、ホルモン検査など栄養分析以外にも色々な検査をやっていることがわかり、自分に強く関わっている食物アレルギー検査を受けてみようかなぁ、となんとなくお願いしました。というのも、体調不良の事など相談していた親友が「それ、私の卵アレルギーの症状と似ているかも。アレルギーってIgGとIgEがあって、日本ではIgEしか受けられないのだけど私はアメリカでIgGの卵アレルギーがあるとわかった。食べちゃうととっても体が疲れるのよね〜!」って言ってたのがずっと気になっていたのです。ブツブツが出るアレルギーは知っているけど、体が疲れちゃうアレルギーがあるのか!ともしかして!?とは思っていました。

栄養分析とアレルギー検査の結果わかったのが、
 IgG卵アレルギー
 低血糖症
 タンパク質不足からくるビタミン・ミネラル不足
 DHEA不足によるホルモンの乱れ
他にも細かく言えば色々あるのですが、大きなポイントはこの辺でした。「低血糖症」という言葉をその時はじめて知ったのですがこれが一番気になりました。こんなにお菓子毎日食べていて糖尿病にならないかなぁ〜なんて呑気に心配していた事があったので「血糖?やっぱり血糖値に問題があったのか!?」と。

低血糖症の症状など

うつ症状、やる気がわかない、集中力低下、記憶力低下、頭の回転が鈍い、だるい、つねに眠い、ぼーっとする
イライラするキレやすい、落ち着きがない、自分を抑えられない、暴れる、攻撃的になる、不機嫌
憂鬱、気分が優れない、極端に落ち込む、何をしても楽しくない、
死んでしまいたくなる
気が狂いそうになる感じ、かんしゃくをおこす、お腹が空いてしょうがない、いつも食べ物のことばかり考えている
食間の飢えがある、甘いものが欲しくなる、食べ始めるととめどなく食べてしまう
不安になる、忘れやすい、焦燥感、神経過敏、音と光に過敏、かゆみと蟻走感
何も理由なく突然胸が痛くなったり、息苦しくなる、突然悲しくなり、泣いてしまう。
意識がなくなる、完璧主義である、あることに異常にこだわる、細かいことが気になる、絶えず何かが気がかり

↑自分にあてはまるところが多過ぎです

それまでの私は炭水化物(糖質、スイーツも含めて)がとても多く、野菜は意識して食べてはいましたがお肉などのタンパク質はほとんど食べていませんでした。今思えば当たり前ですが、タンパク質が足りないとビタミン不足になるんだ、、ということも改めて気付き、あと糖の代謝でもかなりのビタミンとミネラルが消費されるとのことで、きっとお肉(魚)不足と糖の摂り過ぎで栄養不足になっているんだ!と気付きました。低血糖症というのも、糖の摂り過ぎなどで引き起こされるのでこの日から「糖質制限」を開始してタンパク質を意識して多く食べるようにしました。そしてもちろん卵は完全除去。

忘れていたというか、あまり気にしていなかったのですが以前別の検査でIgEの小麦アレルギーがある事もわかっていたので、どうせならと小麦の除去もはじめました。まだパティシエとして働いていたのでそれはそれは除去生活は拷問のように厳しかったです、、甘いものや炭水化物を美味しそうに食べている人を見るとイライラして怒りがこみ上げてきたし、禁断症状なのか?頭が痛くなったり、最初は炭水化物なしで空腹が満たされずに過食気味になりました。お腹が空かないように常に食べ物のことばかり考えていたり、とにかく常に「食」に支配されていた感じです。自分は食べれないのに作らなきゃいけないから苦痛で苦痛で、、でもすぐには仕事もやめられないしとにかく頑張りました。月々5万以上のサプリも、一日50粒くらいの数を毎日飲みましたよ!

お肉をいっぱい食べ始めてすぐ!1〜2週間でなんとなく体力が戻ってきたように感じました。それまでは重たくて重たくて中々動かなかった足が少しづつ動くようになって、軽やかに階段を登れる日もたまにあったりして!「調子が良い、というか普通の人はこんなに軽やかに毎日生きているのかぁ〜♫いいないいな!」とちょっと希望が見えてきたような気がしました。こんな感覚は10年ぶり??

毎日頑張ってストイックな糖質制限、職場では味見もほとんどせずに感覚と経験でずっと製造しました。毎日作っているので見た目や匂いで味までわかるようになっているので、、仕事に支障はありませんがやっぱり精神的にはきつかった。サプリもせっせと飲んで、これで元気になる!と思っていたのですがやっぱり生理前になるとかなり体調が悪い日が続きます。調子の良い月もあれば、全然ダメな月もあって、やっぱりこの低血糖症というのが改善するのは手強いのかな、、なんとかもっと改善しないなぁ、と色々調べていた時に見つけたのがあるブログ。低血糖症について、だけでなく他の体調不良などについてもとっても詳しく書いてあって栄養学の知識もわかりやすく今まで疑問に思っていたことや知りたかったことがぎっっしり書いてありました。ストーカーの様にこのブログを隅から隅まで読み、「これを書いた先生に会いたい!」とカイロの予約も入れて先生のクリニックに行きました。

そこで診断されたのは低血糖症などに加えて、副腎疲労症というもの。食べ物に関しては血液検査ではなくカイロ的なアプローチで見てもらったのですが、小麦、砂糖、大豆に反応が出ました。(卵と乳は入っていたか忘れました)大豆!!大豆製品が大好きでほぼ毎食何かしらの大豆製品を食べていた私には大ショック、、、、よかれと思って豆腐や厚揚げや油揚げや納豆やおからや味噌や、せっせと食べていたのです。多分食べ過ぎて一時的に体が大豆過敏になったのだと思います。カイロに行った前日に沢山大豆製品を買い込んだばかりだったのですがこの日から大豆の摂取もやめました。「もう食べるものがない〜〜!」とかなり落ち込みましたが、1ヶ月くらいして慣れるとまぁ、肉も野菜も食べられるしお米はたまになら食べられるし(カイロの先生から、低血糖であっても完全に糖質除去しなくて少しくらいなら大丈夫かもと言われたので)そこまで食べるものがない!とは思わなくなりましたが、糖質のときもそうですがちょっと糖質依存、大豆依存になっていたのだと思います。

副腎疲労については先生のブログで詳しく書かれていますが、簡単な副腎疲労チェック診断法が載っていたので転載します。

1.朝起きるのがつらい
2.慢性的に眠い、寝ても疲れが取れない
3.塩分を欲することが多くなった
4.移動中知らないうちに寝ている
5.眠りが浅く、質の良い睡眠が取れない
6.何か行動するのに時間がかかる
7.日中でも頭に霞がかかっている感じ
8.集中力・記憶力が落ちた
9.性欲が著しく低下した
10.ちょっとしたことでパニックになる
11.突然呼吸が苦しくなることがある
12.ストレスで胃が痛くなることが多い
13.風邪にかかりやすい、治りにくい
14.原因不明の微熱が続く
15.傷がいつまでも治らない
16.立ちくらみやめまいがする
17.光がとても眩しく感じる
18.小さなことで悩むようになった
19.喜怒哀楽が激しくなった
20.何をしていても楽しくなくなった
21.何か考えるの自体面倒になった
22.友人など人に会うのが面倒になった
23.食事をすることが疲れる
24.午前中に仕事に集中する気力がない
25.午後3時〜6時に猛烈な睡魔と疲れ
26.夕食を食べた後に気分がハイになる
27.人の名前が突然思いだせなくなる
28.朝食べたものが夜には思いだせない
29.何もかも嫌になる、落ち込みやすい
30.甘いものやカフェインを欲する
31.食事を1食抜くと疲れたり、イライラする
32.アレルギーや鼻炎・喘息が悪化した
33.お腹、お尻まわりに脂肪がついてきた
34.PMSがひどくなった、チョコを食べたい
35.更年期障害がひどくなった

Yes ______
No ______

みなさんYesの数はいくつだったでしょうか?

これは目安ですが、
20以上 副腎疲労
15以上 副腎疲労の可能性高い
10以上 副腎疲労の可能性ある
10以下 副腎疲労ではないかもしれない

私はなんと28個も当てはまり、それも「そうそう!まさに!」という感じでした。しょっぱいものが欲しくなり、風邪や傷が治りにくい、午後の睡魔(今日まさに16時〜18時寝てしまいました)PMSの悪化、光がまぶしい、などなど、、

副腎疲労になる原因は食生活(糖質過多)や精神的、肉体的なストレスです。ストレスと戦い正常なホルモンを分泌してくれている副腎が、ストレスの対処などに追われて機能が追いつかなくなっているような状態です。糖質の摂取が副腎にものすごいストレスをかけているんだそうです、、


ということで、サプリなんかを飲みながらカイロの治療も受け、あとは治療というよりも自分の食生活や生活習慣を変えることが一番大事な事なので自力で頑張るしかありません。

今婦人科の治療や検診は受けていなくて、栄養クリニックももう行かなくなりました。カイロはたまにメンテのつもりで(先生とお話するだけでも刺激になるので)行っていますが熱心に通っているわけでもありません。いまの仕事をする限りはストイックな食事制限などできないのでやっぱり体調不良と100%向き合うのは難しいです。今意識して自分でやっているのは、

アレルギー食品の除去(卵、小麦、大豆は完全除去ではないですが控えています)
糖質の摂取をなるべく減らす(これが一番難しいですがお米も毎食は食べていません。お菓子作り以外にはお砂糖一切使いません)
カフェインとアルコールを控える(体調が悪いと動悸がします)
添加物、加工食品でないできる限り自然な食べ物、オーガニックの食べ物
なるべく早寝(早起きを意識すると辛いですが、早寝を意識すると自然と早起きになれます)
タンパク質と良質の油(オメガ3)の摂取
ハーブティー(ルイボス、ラズベリーリーフなど)を飲む
なるべく楽しい毎日を送る、ストレス・嫌な事はやらない!会うと気分を害するような人にも会わない事にしました

このくらいですが、少し改善されたりまた体調が悪くなったりを繰り返しています。以前に比べたらほとんど生活に支障のないくらいに改善はされてきたのですが、やっぱりまだまだ症状は出ています。

自分の体調が悪くなり、色々調べてやってみて、良かったこと、そうでもなかった事など色々ありますがひとつだけ確かな事!誰もが共通して言う事!それは「お砂糖(精製された糖質)がいかに体や精神に悪いか」もうこれは目をそらせない事実です。卵や小麦は、アレルギーのない人にはそう悪いものではありませんが(精製された小麦や遺伝子組み換えのの話しは置いといて)お砂糖は白いものはもちろん、茶色いお砂糖であっても果物の果糖であっても、血糖値を上げて悪さをするのは「てん菜糖」「黒糖」「はちみつ」「メープルシロップ」などでも「少しはマシ」程度であってとても「体に良い」ものではないのです。薄々わかってはいた事実ですが、この事に直面した時今までの自分の全てが否定されたみたいに感じて本当に死んでしまいたいくらいに落ち込みました。

子供の頃お菓子を作って人にあげると喜んでくれた、褒めてくれた、美味しいって言ってくれた、そんな記憶が根本にあるので私にとってのお菓子作りは「愛情表現」みたいなところもありましたし、好きな人にはお菓子を食べさせたい!感謝の気持ちや好きな気持ちはお菓子で表現する!という感じでずっと生きてきました。社会人になってパティシエになってからはもちろんそれが自己評価の基準です。それが自分や人の健康を害している、、という事実は受け入れがたいことでした。自分の存在がみんなの健康を害している、生きている意味はなんだろう!?とか自分がやりたい事をやればやる程自分は病気になっていく、、お菓子をあげて喜ばれたり美味しいと言ってくれる事が、なんだか騙している気分になりだんだん作ったお菓子も人にあげられなくなりました。そうしたらなんだか作る意味もなくなってお菓子が憎らしくてたまらなくなりました。そんな時に作っていたお菓子達は最悪のものだったでしょうね、、、その頃は毎日泣きながら複雑な心境でお菓子を作っていました。でもそう思ってからすぐに仕事を辞めました。検査の結果などが色々わかってから2〜3ヶ月、ず〜っと夢だったシェフパティシエという立場をあっさり引退。

それからしばらくはアレルゲンフリーのお菓子を作る事も考えられず、「できたらいいな、でもきっと今までみたいなものは作れない」「頑張って作っても、今までのものよりはマシでも体にとってはきっと良くない」「みんなが美味しい!と思えるようなものはきっと作れない」「今まで美味しいスイーツを作ってきたのに逆戻りはしたくない」などなど、、今思えば言い訳みたいなところも多いのですがそんな風に思っていたから、ちょっと作ってみてもとんでもなくマズいものができたり、団子のような米粉スイーツができたりして、とてもとても今のような形に辿り着けるとは思えない感じでした。見た目も悪くて「こんなの人に見せられない!食べさせられない!」「幼稚園児に戻ったみたい!」という感じ。そこから今の形にまで辿りつくには、色々またなが〜〜〜いストーリーがあるのでまた別の時に、、

飲食、パティシエを一切辞めて、すっかり体調も治して英語か音楽の道で生きて行こうか。少しの体調不良は覚悟でアレルゲンフリーのお菓子の道を行くか。このふたつのチョイスで迷ったのは、その中に少なからずとも「結婚と出産」という考えもあったからです。お菓子の道を行く、ということは体調不良は完全に治らないどころか、一生つき合っていくしかない、ということはもう既に30代半ばの私には妊娠は難しくなるだろうしお店をすれば出会いや結婚からも遠ざかるだろう、、出産しなければ内膜症が治る確立も低いし、逆に内膜症が治らなければ妊娠する確立も低い。婚活してでもなんとか出産してしまうのが先なのではないか!?普通に周りの同級生達のように結婚して子供がいて家のことをやってお金の心配もそこまでしなくっても旦那が働いてくれて、というのが羨ましくなったりもして、子供のいる友達と会うのも嫌だった時期もあります。でも、色々と自分の人生を想像してみた時に一番自分が輝いて楽しくて生き生きしているところ、、、それはやっぱり英語教師でも翻訳家でも主婦でも5人の母親でも玉の輿でもなく(←なれるかは別として)お菓子を作っている自分でした。

*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*




ということで決心はしたのですが、やっぱり最近連日の試作続きで体調が良くないです。良くない体調とつき合っていく!と決めたのだからしょうがないしわかっていた事ですが、、今日は久々に何のやる気も出なくて、体も重たくて寝てばっかりで、マイナス思考で涙が出て、自信も喪失して、そんな自分にまた自己嫌悪で、と散々な日でした。忙しい日々が終わり3連休で今まで溜まっていたものがドッと出てきたのかな、、

レッスンに来てくれる方やこれを読んでいる方にはきっと体調不良や精神状態の安定しないような人も沢山いると思って、、あえて自分の話しも書いてみました。

次回の投稿は普通に元気にお菓子の写真をアップしたいと思います!

4 件のコメント:

  1. Kaoriさん こんばんは。初めまして。私も低血糖症,副腎疲労&etc・・・のため,オーソモレキュラーでの治療中です。IgGアレルギーの結果は,卵,乳製品,小麦グルテンなどなど。小さいころから甘いものが大好きで,ケーキも和菓子もパンも大好きだった私が,今は,全てアウト。市販のものは怖くて食べることができなくなりました。治療中ということもあるけれど,食べたら必ず,低血糖の症状が起こるからです。この怖さって,経験した人にしか分からないですよね。(今日も実家に行ったら,妹が買ってきてくれた柏餅があったけれど,もちろん食べませんでした。)そんな私も,時々,チョコレートが恋しくなる時があります。クッキーをかじったときの食感とか,ケーキにフォークを入れた時のワクワク感とか,まだ私の中にあります。「私でも食べられるスィーツってないかなぁ。」ってネットサーフィンをしたりして(笑)
     そんなとき,出会ったのがCoconut Dreamのサイトでした。「わぁ,すごい!これって本当にアレルゲンフリー?」Kaoriさんの作るスィーツは夢のようでした。「今はまだ体にキツいかもしれないけれど,これだったらもう少し良くなったら食べられるかも。通販はしないのかな?でも,お店の準備って書いてあるから,そのうちに買えるようになるかもしれないな。」
     
     低血糖症,副腎疲労,そして,多分,リーキーガット症候群もあるだろう私にとって,どう考えても糖質を取ることはアウトです。だけど,おいしいものって人を幸せにするでしょう?それは,スィーツも同じなんですよね。誰かと一緒に「これ,おいしいね♪」って食べる楽しさとか,かわいいスィーツを見たときに「わあ,おいしそう♪」「あの人に食べさせてあげたい!」とか,そんなワクワクした気持ちって,やっぱり大切。一度は,きっぱり「これを機会に甘いものとはさようなら。」と決めた私でしたが,Kaoriさんの作るスィーツを知って,幸せな気持ちが復活。「私でも食べられるスィーツがあるんだ。」って嬉しくなったんです。
     
     体調が一番だから,「それでも続けてください。」とか「無理しないようにしてくださいね。」とか,軽い気持ちでは言えません。だって,本当に体調が悪いと,精神的にもとってもキツイから。特に,春は変化も大きくて,副腎もハードワークになりがち。
     ただ,「Kaoriさんのスィーツのおかげで幸せな気持ちになった人がいま~す。」っていうことを伝えたくて,コメントさせていただきました。

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    1. Naomiさま
      コメント涙が出るほど嬉しかったです!ありがとうございました。

      やはり、同じように苦しんでいる方はいるのですね。見ている方の中にはもっといるのだと思います。そんな方(達)に少しでも「幸せな気持ち」を感じていただけたのだとしたら、やっぱりそこにすごいやりがいを感じます!

      私自身も「もうスイーツとはさよなら」と思ったこともありますが、最初は「やっぱりどうしてもパンケーキだけは食べたい」という思いからレシピを作り始めました。そしてパンケーキができた時に感じたのは「これは独り占めしてはいけない!自分はパティシエだし、頑張ればこういうものも作ることができる(かもしれない)けど、とってもとっても食べたくても全然作れない人もいる。だったら作れる自分が作って分け与えないといけないのではないか?」と思ったのです。というか、もっと単純に「この感動を知ってもらいたい!」という感じかもしれませんが。

      同じ症状、辛さを知っているからこそ、Naomiさんのお言葉ひとつひとつが身にしみました。このコメント、これからの活動の力になります。嬉しくて何度も読み返しました!この先また行き詰まったり体調が悪い時にもこのコメントをまた見て頑張ろう!と思いました。

      店舗ができましたら是非ぜひ遊びにいらしてくださいね。(もしかして遠方の方でしょうか、、通販もやるつもりです!)米粉を使ったお菓子などは低糖質ではありませんが、何か別の形で糖質制限の方でも食べられるものはいくつかやりたいなぁというのも今の課題です。体に良いハーブティーなども揃えるつもりです。

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  2. Kaoriさん,初めまして。多森サクミさんのHPからこちらにお邪魔させていただきました。
    子供が小麦・卵・乳製品・大豆・ナッツなどの遅延型アレルギー(IgG抗体)があり、除去用のパンやお菓子を作るために
    日々試行錯誤しております(¨;)
    私自身もPMSや副腎疲労、グルテン不耐性などがあり、栄養療法を行っています。
    栄養療法の事は、ネットで色々と調べたときにたどり着いた「臨床栄養士のひとり言」(http://nutmed.exblog.jp/)というブログで知りました。
    この方が神尾記念病院で行っている栄養カウンセリングを受けています。そして病院で、副腎疲労の検査を行いました。
    やっぱりサプリメントが無いと日常生活を送れないので、結構な量を摂取していますが
    iHerb(http://jp.iherb.com/)というサイトの個人輸入を利用しており、栄養士の方に症状によるサプリメントの用法・容量のアドバイスを受けて、自己責任になりますが、このサイトから格安で購入しています。
    このサイトはかなり有名で、問い合わせにも日本語で対応してくれますし、オーガニック製品などもかなり多く扱っていますよ♪
    (もしご存じだったらお節介ごめんなさい)
    このサイトの利用法を説明してくれているHPもありますので、良かったら探してみて下さいね。

    食生活なのですが、子供のアレルギーと私の体調の事から、グルテンや乳製品、卵フリー生活をしています。
    元々お菓子作りなどはやったことが無く、アレルギーフリー生活初めの頃は何も分からず、作っては無惨なものばかりできあがり、本当に落ち込みました。
    周囲に副腎疲労や遅延型アレルギーを理解し、共感してくれる人はおらず、ネットだけが本当に頼りでした。
    今はだいぶ「おいしい」と思えるようなものが作れるようになりましたが、やっぱりそこは素人で(¨;)
    Kaoriさんの作る、見るからにおいしそうなお菓子の数々に、よだれが止まりません(笑)
    通販も開始されたら、ぜひ利用してみたいです☆

    同じ辛さを分かちあえる方がいて、心強く感じ長々とコメントしちゃいました(¨;)
    これからも遊びに来ますね。それではまた☆

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    1. mihaneさま

      はじめまして、コメントありがとうございます!栄養療法されているのですね。
      そのブログも今読んでいます!色々ためになる情報が満載ですよね。

      iherbは使っていますが、食品やハーブティーを主に買っています。今はサプリもあまり飲んでいなくて、、
      というのもどうもサプリを飲み込むのがすごくすごく苦手なようです。何万も払って買ったサプリまだ残ってるんです。
      でもわざわざご紹介ありがとうございます!

      通販も是非早くできるように頑張りますね。遠方にお住まいの方なのでしょうか、、、
      同じ心境がわかる仲間で話しをするのも、それだけでかなり癒される気がします。
      そういう目的もあってパーティーなども積極的に開いています。

      是非また気軽にコメントやメッセージしてくださいね!

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